この記事の監修者

㈱イレブン技術商品部 部長
インストラクター
村上 琴音(ムラカミ コトネ)
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。
この記事の監修者
㈱イレブン技術商品部 部長
インストラクター
村上 琴音(ムラカミ コトネ)
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。
「価格競争ではなく価値競争へ」
家賃ゼロの強みを活かせる自宅サロンでも、メニュー設計と集客動線しだいで月商は青天井です。
今回は 脱毛・エステに特化した成功事例を10件厳選。
各事例では「独自メニュー」「集客導線」「売上インパクト」「再現ポイント」の4軸でポイントを抽出しました。開業準備中の方も売上伸ばし悩む方も、明日からの改善ヒントとしてご活用ください。
SNS広告を1.5万円だけ運用し新規6名→回数券販売で月商80万円へ
開業当初は口コミ頼みで月売上が一桁台という時期が続いたが、「地方こそネットで探される」という発想転換でInstagram広告をスタート。1回の広告費はわずか1日1,000円×15日。動画にビフォーアフターと料金を明確表示し、LINE予約へ一本化。6名の新規が全員回数券を購入し、その後も紹介でリピートが拡大。広告オン期とオフ期を繰り返し、広告費を抑えつつ安定集客を実現。結果的に平均月商は80万円まで伸長し、地方サロンでもデジタル投資と回数券モデルで利益率を高められることを証明した。
腸活×痩身×脱毛の複合提案で客単価5万円超を実現
リゾート地の「短期滞在需要」を逆手に取り、腸活ファスティングと高速脱毛、痩身マシンを5日間で完結させる集中コースを開発。旅前後のスケジュール管理をLINEでサポートし、離島客にも安心感を与えた。Instagramでは南国らしい開放感ある施術ルーム写真と、ファスティング用ヴィーガン弁当の映え投稿でエンゲージメントを獲得。コース価格は税込13万円だが、平均予約金額は宿泊込みで20万円に到達。既存施設とのコラボで宿と送迎をセットにし、島内経済への波及効果もアピール。結果、年間売上は1,500万円規模へと躍進した。
既存客に“提案書”を手渡し単価を段階的に倍増
長年通う顧客は固定化していたが客単価が低く頭打ち。経営講座で学んだ「提案型カウンセリング」を導入し、来店時に筋膜リリース+ホームケア講習を組み合わせたプランシートを提示。A4用紙1枚の提案書に「通院回数・料金・期待成果」を見える化したことで即決率が向上。さらにLINE公式で動画解説を送り、疑問を事前解消。値上げも段階的に行い、60分6,000円→同90分12,000円へ引き上げても離脱率は5%未満。結果、年商は1,000万円を突破し「時間単価と顧客満足を両立する仕組み化」に成功した。
ニッチ特化+紹介カードで月商90万円を安定維持
開業当初はホットペッパー依存で集客ゼロ。睡眠障害や自律神経の乱れに悩む30〜50代女性へ絞り込み、カウンセリングにストレス計測器を導入して専門性を体感させた。施術後には睡眠ログの取り方を解説した紹介カードを手渡し、紹介1件につきヘッドスパ10分延長をプレゼント。カード経由での来客は3カ月で47名に達し、広告費をかけずに月商90万円を維持。専門ニッチ化と可視化された結果証明で「高単価でも継続したいサロン」へとポジショニングが確立した。
医師監修+都度払い表示で新規率53%・口コミ4.9
医療提携クリニック監修のハイブリッド脱毛を打ち出し、ホームページのファーストビューに「都度払い7,000円全身」の価格を大きく表示。カウンセリングは医師コメント入りパンフを用意し信頼性を強化。ホットペッパーの口コミ返信は24時間以内を徹底し星4.9を維持。さらに照射後の高濃度ビタミンC導入をオプション化して追加率60%。広告費は月2万円程度だが、新規比率は常時5割を超え紹介も後追いで増大。ベッド2台・スタッフ2名で月商は250万円規模へ到達した。
家族割+キッズ脱毛で地域検索1位を独走
人口5万人の地方都市で競合ゼロのうちに開業。7歳から通える安心設定と、家族3人目以降半額のファミリー割を武器に一世帯内の同時契約率を高めた。Googleビジネスプロフィールで「キッズ脱毛 京丹後」での上位表示を徹底し、口コミ投稿キャンペーンに駄菓子詰め合わせをプレゼント。結果、開業3年で2号店を出すまでに客数増。設備投資も中古マシンを再整備しコストを抑え、粗利率75%を確保。ローカル市場でのニッチNo.1戦略の教科書的成功例となった。
DIY内装&TikTokライブで広告費ゼロの多店舗化
「脱毛は高い」を覆すためにスタッフ自ら内装をDIY、開業費を80万円に抑制。価格を都度払い2,980円から設定し、ライブコマース感覚のTikTok配信で施術風景を公開して信頼を獲得。フォロワーからのDM予約が月120件に達し、広告に頼らず初年度で月商200万円、3年でフランチャイズ4店舗展開へ。内装マニュアルとSNS運用マニュアルをテンプレ化し加盟店の早期黒字化も実現した。低価格×可視化×仕組み化で地方都市でも拡大できるモデルケース。
深夜需要を捉えた24h営業+即時電話CTAで予約+50件
勤め帰りの男性向けに24時以降でも受付可能な完全個室セルフ脱毛室を併設。Googleビジネスの「今すぐ電話」ボタンを強調し、深夜帯の検索ヒットを狙う。深夜予約は全体の4割だが単価は日中の1.3倍。Instagramでは深夜施術動画を「#仕事終わり脱毛」でタグ付けし拡散。オーナー1名で月予約は+50件、月商は120万円超え。営業時間差別化×検索CTA最短導線で広告費を最小化し、競合の少ない時間帯を独占した。
VIO+黒ずみケア美容液セットで客単価170%アップ
VIO脱毛専門に絞り「痛みを抑えた専用ワックス」+黒ずみ専用美容液をセット販売。施術直後に動画取説をLINEで送信し自宅ケアを促進、美容液購入率は85%。ブログからの流入をLINE登録へつなぎ、電子書籍「脱毛前後のセルフケア完全ガイド」を無料配布してLTVを高めた。施術10,000円+商品5,500円が主力で、月商は10万円→40万円に跳ね上がり、広告費なしでリピート率65%。専門特化とホームケア提案で“ビジネスモデル化”した好例。
LED脱毛+セルフWHのセット提案で口コミ★4.99を継続
男性客が抱える「面倒くさい・恥ずかしい」を解消するため、全室シャワー付き・使い捨てガウン完備。LED脱毛15分とセルフホワイトニング15分を同ブース内で連続実施できるシステムを開発し、60分滞在で全身ケアを完了。ホットペッパーでは「待ち時間ゼロ・ワンストップ」の利便性を打ち出し、口コミは★4.99/400件超。施術単価は12,000円ながらオプション併売で客単価15,000円へ。レビュー返信を即日行いファン化を促進し、新規比率30%を維持しつつリピート循環を確立している。
脱毛・エステの自宅サロンが売上を伸ばす鍵は、
10事例はいずれも、この3要素を自店の強みと市場環境に合わせて最適化しています。あなたのサロンでも「どの専門性を打ち出すか」「顧客が何秒で予約できるか」「リピートをどう設計するか」を見直し、次の成功例へとつなげてください。