この記事の監修者

㈱イレブン技術商品部 部長
インストラクター
村上 琴音(ムラカミ コトネ)
株式会社イレブンで商品開発とインストラクターを担当。資格と現場経験を活かし、個人サロンの成長を支援しています。
ウィンバックは、深部4 cmまで届く高周波温熱で細胞を活性化し、たった1回でもフェイスラインが締まると話題の美容機器です。本記事では専門コンサルタントの視点から、部位別の変化、他機器との違い、最適な通い方までをデータと症例で徹底解説します。
WINBACKは300 kHz〜1 MHzのRFを自己制御しながら送り、体内温度を3〜5 ℃上昇させます。ミトコンドリアが活性化しコラーゲン・エラスチンが再構築されるため、肌のハリとリフト感が同時に高まります。火傷リスクを抑えた体内温熱療法として欧州CE認証を取得し、安全性も担保されています。
血流が増え栄養が行き届く→線維芽細胞が刺激を受け活性→新生コラーゲンが網目状に形成→老廃物がリンパへ排出。
ステップ一覧
旧型RFは単一周波で表層に熱を集中させますが、WINBACKは多周波をブレンドして深層へ届けるため、狙った部位だけを均一に温められます。自動温度制御により火傷や乾燥を防ぎ、施術中は心地よい温かさが続くのも特徴です。
プローブと周波設定を変えるだけで、エラ張り、むくみ、真皮のゆるみまで個別に対応できるのが大きな強みです。
45 ℃近い温熱で咬筋の硬さを和らげ、筋膜をストレッチ。角ばった輪郭が滑らかになり、顎周りが軽く感じられます。定期施術で咬筋のベースラインが下がるため、食いしばり対策としても有効です。
温熱にハンドドレナージュを組み合わせることで、余分な水分と老廃物をリンパ節へ一気に送り出します。施術直後に最大5 mm輪郭が内側へ寄り、むくみがちな朝に行うと一日中スッキリ感が続きます。
真皮ネットワークの弾力低下には線維芽細胞再活性が不可欠。72 時間〜2 週間でI型コラーゲンが増産され、頬や口周りのたるみを内側から押し戻します。週1×4回の集中施術で実感しやすいのが特長です。
1回のリフト効果は平均2〜3週間。熱ショックプロテインがコラーゲン合成を後押ししますが、重力には逆らえません。月1回のリセット施術と紫外線対策、高タンパク食で効果を長持ちさせましょう。
温熱で軟部組織を柔らかくした状態で骨気の圧を加えると、骨膜・筋膜・脂肪層の血流が一挙に高まり、骨格ラインを整えながら弛緩した皮膚を同時に引き締めます。
骨気単独は強圧で痛みや内出血が起こりやすいですが、WINBACK併用なら軽圧でも骨際に届くため、痛みを抑えつつ可動域を拡大できます。法令線や二重あごが早期に薄れるのが利点です。
頬骨・顎関節周囲は神経が密集しているため、痛気持ちいい圧を超えないことが鉄則。妊娠中や金属プレート部位、重度皮膚疾患には温熱刺激が不向きです。問診とパッチテストを省かないサロンを選びましょう。
WINBACK施術後すぐにフェイスラインが引き締まり、肌のキメが整う様子が一目瞭然です。
時間 | 主な変化 |
---|---|
0 | 頬がポカポカ、血色向上 |
3 h | むくみ排出で輪郭が細く |
24 h | ハリ感アップ、メイク密着 |
48 h | 引き上げピーク、ツヤ増 |
72 h | 引き締め安定、化粧持続 |
肌再生サイクルに合わせた施術間隔で、効果を最大化できます。
初月に週1回続けると線維芽細胞への刺激が切れず、コラーゲン密度が平均15%増。たるみを支える基盤が形成され、次月以降の維持が容易になります。
集中期終了後は月1回で深層温度をリセット。熱ショックプロテインを定期誘導し、老け戻りを防止します。セルフマッサージと高タンパク食を併用するとさらに効果的です。
目的ごとの得意分野を把握すれば、自分に合った機器が選択しやすくなります。
機器 | 痛み | 1回料金(目安) | ダウンタイム |
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WINBACK | 弱 | ¥15,000 | ほぼなし |
ハイフ | 中〜強 | ¥30,000〜50,000 | 軽い腫れ |
EMS | 弱 | ¥5,000 | なし |
キャビ | ほぼなし | ¥8,000 | なし |
当日の過ごし方や禁忌を把握すると、安心して施術が続けられます。
WINBACKは痛みの少ない温熱で細胞を活性化し、むくみ・たるみ・エラ張りを同時にケアします。集中施術で土台を築き、月1回のメンテナンスを継続すれば、鏡を見るたびに若々しいフェイスラインを実感できるはずです。