自宅でサロンを開業したいけど、「一軒家でできるのか不安…」という方も多いと思います。
お店を構えるなら想像がしやすいですが、一軒家でおうちサロンを開業するとなると想像しづらいですよね。
そこでこの記事では、一軒家で自宅サロンを開業する際のメリットとデメリットやポイントを解説していきます。
一軒家で自宅サロンを開業することは可能?
結論からいうと、一軒家で自宅サロンを開業することは可能です。
最近では一軒家でおうちサロンを開業している人も多くみられます。
業種も様々な業種があり、エステサロンやネイルサロン、まつエクサロン、リラクゼーションサロンなどが一軒家でおうちサロンを開業しています。
しかし、一軒家と言っても必ずしも開業できるとは限りません。借家と持ち家の場合、それぞれを解説していきます。
借家の場合
借家の場合、おうちサロンを開業する際には貸主である大家さんの許可が必要になります。
契約の際に住居用として借りているため、自宅でサロンを開業すると賃貸借契約違反になってしまうためです。
借家の一軒家でおうちサロンを開業するのであれば、住居用の賃貸借契約から事業用の賃貸借契約に切り替えることになります。
まずは大家さんや管理会社に相談をしてみましょう。
持ち家の場合
持ち家の場合、一軒家は本人や家族の持ち物になるので、特別な許可は必要ありません。
家族の生活空間に知らない人が入ることになるので、強いて言うならご家族の許可を取ることが必要です。
いきなり自宅でサロンを始めて、家族とトラブルにならないように、事前にしっかりと話し合うことが大切になります。
一軒家でおうちサロンを開業するメリット
一軒家でおうちサロンを開業するのメリットは以下の3点です。
– 一軒家でおうちサロンを開業するメリット –
- 固定費が安い
- 通勤時間がない
- お客様との関係を作りやすい
- 家事や育児のバランスが取りやすい
それぞれについて解説していきます。
賃料がかならない
一番のメリットは、賃料がかからないことです。
テナントを借りるとなると、敷金や礼金などの初期費用はもちろん、毎月賃料を払わないといけないので月々の固定費が増えます。
固定費が増えるということは、その分売り上げをしっかりと作っていかないと、生活費を削らざるを得ません。
一軒家でのおうちサロンは開業のハードルが低く、初めてやろうとしている方におすすめです。
通勤時間がない
一軒家でおうちサロンを開業するとなると、通勤時間が全くかかりません。
通常、仕事をするとなると、仕事場に行くまでの通勤時間がかかります。
たとえば片道30分かかるところだと、往復で1時間は通勤に取られます。
主婦なら通勤時間がなければその1時間を家事をする時間に充てられますし、サロン運営をするなら準備時間に充てられるでしょう。
通勤時間がないことで、時間を有効活用できます。
お客様との関係を作りやすい
おうちサロンは一軒家の中に生活環境と仕事場があります。
そのため、お客様への施術が終わった後にリビングでお茶を飲んだり、会話したりとお客さんと密接に関われます。
そうすることで、お客様との関係が作りやすく、リピートへと繋ぐことも可能です。
家事や育児とのバランスがとりやすい
自宅でサロンを開業する人の中にはお子さんがいるご家庭もあるでしょう。
お子さんがいる場合、保育園や幼稚園の送り迎えや習い事、その他の家事など時間の確保が必要です。
おうちサロンなら、その時間を確保するのが店舗をもつより楽に行えます。
上手く時間を使えば仕事と家事育児のバランスも取りやすいでしょう。
一軒家でおうちサロンを開業するデメリット
一軒家でおうちサロンを開業するのはメリットだけではなく、デメリットもあります。具体的なデメリットは以下の4点です。
– 一軒家でおうちサロンを開業するデメリット –
- オンとオフの切り替えが難しい
- 立地を選べない
- 夜の接客ができない
- 高価格の設定がしづらい
それぞれのデメリットについて解説していきます。
オンとオフの切り替えが難しい
メリットでは、家事と育児のバランスが取りやすいと説明しましたが、オンとオフの切り替えが難しいという側面もあります。
おうちサロンは仕事場と生活環境がすぐ隣にあります。そのため、仕事とプライベートの境界線が難しく感じることがあります。
忙しい時は区切りなく無理して仕事をしてしまったり、逆に暇な時は仕事をサボったりしてしまうこともあるでしょう。
もしオンとオフの切り替えが難しいと感じた場合は、仕事と家事の時間を明確に区切って自宅サロンを運営すると良いですよ。
立地を選べない
一軒家でおうちサロンを開業すると立地を選べないというデメリットもあります。
とくに持ち家の場合は難しいです。
これから賃貸で一軒家を借りておうちサロンを開業しようとしている人も注意が必要です。
というのも、一軒家はお店としての立地がよいところは少なく、住宅街に多いからです。
また、サロンの開業を許可してくれる一軒家自体も多くないため、少ない物件から立地が良いところを探すのにも苦労します。
夜の接客ができない
一軒家でおうちサロンを開業すると、夜の時間帯の接客がしづらいです。
家族がいる場合は夕食を作ったり、子どもがまだ小さい場合は、音を立てるのも気を遣ったりします。
そのため、一軒家でサロンを開業しようとしても、夜の時間帯のお客さんは断ることが多くなってしまうでしょう。
とくにOLさんなどをターゲットとして、おうちサロンを運営している場合は、気をつけましょう。
OLさんは昼間は仕事をしているため、仕事終わりの平日の夜に予約を入れることが多いからです。
昼間をメインに接客したい場合は、専業主婦のように昼間でも来店しやすい人をターゲットとして設定すると良いでしょう。
サロンの集客方法については「自宅サロンの集客方法4つを紹介!集客時に大切にすることとは?」で解説しています。
おうちサロン|自宅サロンの集客方法4つを紹介!集客時に大切にすることとは?高価格の設定がしづらい
お客様がもつおうちサロンのイメージは、「安い」というものがあります。
お客様の先入観ではありますが、そのような印象を持っている状態で料金体系が高価格だと、予約には繋がりづらいです。
高価格帯で打ち出していきたい場合は、そのお店独自のウリや高価格の理由をホームページやブログなどでアピールしましょう。
一軒家でおうちサロンを開業するときのポイント
一軒家でおうちサロンを開業するなら2つのポイントがあります。
- 営業時間をしっかりと決める
- 生活感を出さないようにする
営業時間をしっかりと決める
一軒家でサロンを開業するなら、営業時間をしっかり決めましょう。
これは仕事とプライベートにメリハリをつけるためです。
営業時間外になったら、家事をしたり趣味を楽しんだりと好きなように時間を使います。
そうすることによって、仕事とプライベートにメリハリがつき成果も出やすくなるでしょう。
生活感を出さないようにする
一軒家でおうちサロンを開業すると、仕事場なのに生活感が出てしまうことがあります。
とくに注意したい点は、玄関と廊下と洗濯物です。
玄関と廊下は生活と共有で使う部分です。玄関はしっかりと靴をしまい、余計なものは片付けましょう。
廊下もできる限りものは置かず、生活感がでるものは隠すなどの工夫が必要です。
また洗濯物は生活感を出してしまう一番の原因です。
洗濯物を干しているバルコニーが施術場所付近にあるのは仕方がないので、遮光カーテンなどを使用して見えないようにしましょう。
生活感のないサロンを演出したいなら「自宅サロンの内装のコツとアイデア!生活感をなくすためにすること」もご覧ください。
おうちサロン|自宅サロンの内装のコツとアイデア!生活感をなくすためにすること「自宅サロンのインテリアをオシャレに!おすすめの通販サイト7選」では、おすすめのインテリアについて紹介しています。
自宅サロンのインテリアをオシャレに!おすすめの通販サイト7選一軒家でおうちサロンを開業するときの注意点
一軒家でおうちサロンを開業する際に特に注意したい点は以下の二点です。
- 生活導線との兼ね合い
- 近所の方への挨拶
生活導線との兼ね合いを考える
自宅でサロンを開業すると、トイレや廊下など仕事場と生活空間が共有する場所が出てきます。
その際に注意したいのが、家族の方とお客様が鉢合わせてしまうことです。
とくに慣れていないお客様だと、気まずい思いをしますし気を遣ってしまいます。
せっかく施術を受けてリラックスしたいとサロンに来たのに、こんなことがあってはマイナスポイントです。
できる限り玄関に近い場所を仕事場にするというように、生活導線との兼ね合いに注意しましょう。
近所の方に開業の挨拶をする
一軒家でおうちサロンを開業するなら、ご近所の方へ挨拶はしっかりと行いましょう。
人の家だとはいえ、知らない人が頻繁に出入りするのは気持ちが悪いという人もいます。
ご近所に挨拶をしないと、悪い噂が立つ可能性もあります。
とくに悪い噂は広まりやすいのでしっかりと挨拶を行い、おうちサロンを開業することを事前に説明しておくと良いでしょう。
まとめ
一軒家でおうちサロンを開業する際のメリットとデメリットをお伝えしました。
しっかりとポイントや注意点を理解すれば、始めてサロンを開業する人にはメリットが大きくおすすめですので、ぜひ検討してみてくださいね。
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