自宅サロンを開業するにあたり「空間を区切りたいけれどリフォームは難しい…」というお悩みはありませんか?
そのお悩みは、仕切りを使うことで簡単に解決できます。
おうちサロンで仕切りを使える場面や選び方のコツを知れば、大がかりな工事をしなくても空間を思い通りに仕切ることができます。
そこで今回は、おうちサロンに仕切りを取り入れて、空間を上手に分けるコツやアイディアを紹介します。
自宅サロンで仕切りが使えるシチュエーション
仕切りは自宅サロンを運営していくうえで、さまざまな場面で使えます。
なぜなら、おうちサロンの空間は、お客様の導線に合わせて区切りたいと思う場所がいくつもあるからです。
たとえば、リビングの一角にサロン空間を作りたい場合やお客様の更衣スペースを確保したい場合、廊下や洗面所の目隠しなどです。
ここでは、仕切りが使える場面についてお伝えします。
– 仕切りが使えるシチュエーション –
- サロン空間の生活感を抑えたい
- お客様が着替えたり、お化粧を落としたりする
- 次のお客様の予約が連続している
- お客様に集中してほしい
サロン空間の生活感を抑えたい
サロン専用の部屋が用意できても、玄関や廊下、洗面所などは家族と共用することになります。
お客様はサロンに非日常的な空間を求めているので、空間を仕切りでしっかりと分け、生活感を残さないようにすることが大切です。
生活感を残さない内装について知りたい方は「自宅サロンの内装のコツとアイデア!生活感をなくすためにすること」をご覧ください!
おうちサロン|自宅サロンの内装のコツとアイデア!生活感をなくすためにすることお客様が着替えたり、お化粧を落としたりする
ドアが閉まる個室であっても、不慣れな場所で着替えたり、お化粧を落としたりするのは落ち着かないものです。
その際、仕切りで視線を遮り安心感を与えることで、お客様はゆっくりと身支度できます。
次のお客様の予約が連続している
おうちサロンの人気が出てくると、予約のお客様が続くことがあります。
お客様にとって、他のお客様と顔を合わせるのは望ましくない場合がほとんどです。
それぞれのお客様のプライバシーを確保したい場合は、仕切りで待合スペースを作ることで解決できます。
お客様に集中してほしい
カウンセリングシートやアンケートは、お客様に集中して書いていただきたいものです。
しかし、サロン空間はお客様にとって興味があるものばかりです。
気が散らないように、さりげなく視界を遮るために仕切りを用いることもできます。
このように、お客様の目線でサロンの空間を考えると、仕切りを活用する場面はいくつもあります。
ほかにも、施術ベッドやバックヤードを隠したいことがあるかもしれません。
壁のように全面を区切るだけでなく、視界を遮ることも含めて仕切りを使う場所を検討してみるといいでしょう。
おうちサロンの仕切りを選ぶときに気をつたい5つのポイント
仕切りを選ぶときは、サロンの雰囲気だけでなく、お客様の安全も考える必要があります。
おうちサロンの仕切りを選ぶときに気をつける5つのポイントを解説します。
- おうちサロンのコンセプトに合っているか
- 背は高すぎたり、低すぎたりしないか
- 移動が簡単にできるか
- 安定性が確認できているか
- 部屋のサイズに合っているか
おうちサロンのコンセプトに合っているか
仕切りは、必ずおうちサロンのコンセプトに合ったものを選びましょう。
どんなに上手に空間を仕切っても、コンセプトに合っていないものが室内にあると雰囲気が壊れてしまうからです。
デザインや色、素材にもこだわって、他の家具や小物とのコーディネートを忘れないようにしましょう。
コンセプトが決まっていない方は「自宅サロンの成功はコンセプト次第!NGなもの、おすすめなものは?」を参考にあなたらしいコンセプトを考えてみてくださいね。
おうちサロン|自宅サロンの成功はコンセプト次第!NGなもの、おすすめなものは?背は高すぎたり、低すぎたりしないか
仕切りを使う場所や目的によって背の高さを決めましょう。仕切りの背が高いと部屋に圧迫感を与えてしまいます。
逆に、視線を遮る目的の場合は背が低いとお客様が落ち着かない原因になってしまいます。
お客様の目線に立ち、仕切りを使う目的や場所に合っているかを確認しながら選ぶことが大切です。
移動が簡単にできるか
可動式の仕切りの場合、簡単に移動できる重さや形態のものにしましょう。
サロンの営業に合わせて動かす場合だけでなく、模様替えや掃除をしやすくなるからです。
気軽に模様替えや掃除ができると、お客様にとって快適なサロン空間を常に維持できます。
これは、サロンを運営していくための大切な要素です。
安定性が確認できているか
万が一でも、お客様に向かって仕切りが倒れることはあってはなりません。自立式のものを選ぶ場合は、脚の安定性を確認しましょう。
サロンワーク中にからだが触れる可能性がある場合は注意が必要です。
少しでも不安定な場合は、天井から固定をしたり、脚の近くに重りを置いたりするなどの工夫をします。
部屋のサイズに合っているか
仕切りは、使う部屋や場所の広さに合ったサイズのものを用意します。
必要以上に大きな仕切りは、空間を圧迫するだけです。
逆に小さすぎる仕切りを用意してしまうと、空間を分けきれないこともあります。
部屋の大きさと用途に合わせた適切なサイズを選び、サロンの雰囲気を壊さないように気をつけましょう。
自宅サロンの仕切りとして使えるおすすめのアイテム
おうちサロンの仕切りには、さまざまなアイテムが使えます。
そのため、空間を区切りたい場所や、区切る目的によってアイテムを選ぶことができます。ここでは、仕切りとして使えるアイテムとその特徴を説明します。
– 仕切りとして使えるおすすめのアイテム –
- ついたて式のパーティション
- 布やカーテン
- オープンラック
- ソファー
ついたて式のパーティション
いわゆる一般的な間仕切りです。
自立式のものがほとんどで、実用性の高いものからデザイン性に特化したものまでサイズも種類も豊富です。
購入も設置も手軽にできるのが魅力です。
布やカーテン
カーテンレールやつっぱり棒を利用したり、そのまま天井からつるしたりして空間を仕切ります。
長さを調節することもでき、布地の厚さで明るさも調節ができます。
そのため、幅広い場面で使えます。
洗濯も手軽にでき、室内を清潔に保つこともできます。
オープンラック
オープンラックは開放的な仕切りに向きます。
背面がないので、風通しがよいだけでなく施術者が両側からものを取れるのが実用的です。
施術スペースとカウンセリングスペースの間に設置しておくと、施術で使用したクリームや化粧品の販売促進がしやすくなるメリットもあります。
ソファー
背もたれのあるタイプのソファーは、設置する方向で簡易的な仕切りになります。
ソファーの向きを決めることで、お客様の視線を固定することができるからです。
サロン室内に仕切りを置くスペースがない場合は、お客様の待合スペースやカウンセリングコーナーとしてソファーを置くのがおすすめです。
おうちサロンの仕切りが買えるおすすめのショップ
おうちサロンの仕切りはインテリアショップで買うのがおすすめです。
なぜなら、仕切を専門に取り扱うお店はほとんどないからです。
パーティションだけでなく、家具やカーテンなど仕切りに使えるアイテムを多く取り揃えているショップを4つ紹介します。
お店の特徴や予算、テイストを参考にしてください。
– 仕切りが買えるおすすめのショップ –
- FLYMEe(フライミー)
- ベルメゾン
- unico(ウニコ)
- IKEA
デザイン性の高い商品が多い│FLYMEe(フライミー)
日本最大級の家具・インテリアショップの通販サイトです。
リーズナブルな商品ではなく、デザイン性の高いブランド家具を取り扱っているため、ワンランク上の仕切りが手に入ります。
おうちサロンを自宅の延長というより、特別な空間として運営していこうとしているサロンにおすすめです。
▶️ FLYMEe公式サイト
通販の老舗ならではのデザインと品質│ベルメゾン
株式会社 千趣会が運営する通販の老舗です。
衣料品が有名ですが、家具や雑貨にも力を入れています。
ほどよく流行を意識した商品が良心的な価格で手に入ります。
ナチュラルテイストを中心とした商品が多くありますが、北欧、アンティーク、カントリー調の家具や雑貨も取り扱っています。
▶️ ベルメゾン公式サイト
シンプルで心地よい空間づくりなら│unico(ウニコ)
通販サイトだけでなく実店舗も全国展開しているインテリアショップです。
シンプルな定番デザインを中心に、北欧や民族調を感じさせるデザインのアイテムもそろいます。
ブランドのコンセプトが「自分らしくいられる心地良い空間づくり」という通り、空間になじむアイテムが見つけやすいです。
▶️ Unico公式サイト
世界中にファンがいる北欧家具ブランド│IKEA
スウェーデン発祥の家具ブランドです。パーティション自体の取り扱いはほとんどありません。
しかし、オープンラックやカーテン、観葉植物までが良心的な価格でそろうので、サロンの雰囲気に合わせた仕切りを探すことができるでしょう。
ただし、家具のサイズは若干大きめなので、サイズに注意が必要です。
▶️ IKEA公式サイト
仕切りを使ったおうちサロンの実例紹介
すでに開業しているおうちサロンでは、どのように仕切りを使っているのか、いくつか例を紹介します。
実例を見るとイメージが具体的になるので、おうちサロンの開業に向けて参考になります。
画像出典元:RoomClip
施術ベッドの前についたてをしています。
デザイン性のあるついたてを置くことでインテリアの一部として部屋になじんでいます。
視界を遮らなくとも、仕切りがあることで施術ベッドのお客様には安心感が生まれます。
画像出典元:RoomClip
ラックの向こう側に薄いカーテンをつるしています。
玄関横がサロンになっている場合、その先の廊下を見えにくくすることでお客様は生活感を想像しにくくなります。
家族が帰宅しない場合でも、気配を感じる場所は見えなくする工夫をしましょう。
画像出典元:RoomClip
自宅サロンのお部屋ではありませんが、部屋全体に仕切りが自然になじんでいる例です。
広い部屋の一角をサロン空間にする場合は、サロン空間が浮かないように仕切りのデザインを考えると、お客様がスムーズに足を進めることができます。
画像出典元:RoomClip
ソファーの配置で空間を仕切っています。施術ベッドに背を向けることで、それぞれのスペースに区切ることができます。
施術空間とカウンセリング空間を分けると、お客様はゆっくりと過ごせます。また、サロン室内が狭い場合も役立つアイディアです。
画像出典元:RoomClip
手づくりの仕切りでバックヤードと接客スペースを仕切っています。
DIYが得意なら、ホームセンターで木材を購入して手作りするのも一つの方法です。
壁面仕上げにすることで、サロンの空間になじむため、お客様はインテリアの一部として仕切りを受け入れることができます。
まとめ
おうちサロンの空間は仕切りを使えば手軽に分けることができます。
仕切りを選ぶときはデザインだけでなく、お客様の安全を考慮することも大切です。
一般的なパーティションだけでなく、家具やカーテンを使って空間を仕切ることで、サロンのスペースやサロンワークをより快適にしてくれます。
すでに開業しているサロンの例を参考に、ご自身のサロンに合った仕切りを用意して、お客様が気持ちよく過ごせる空間を演出しましょう。
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