自宅サロンを開業したら、おもてなしを大切にしましょう。
おもてなしは、お客様のリピート率につながります。人気のあるサロンはお客様に愛され、信頼されています。
今回は、おうちサロンのおもてなしのコツ、人気のおもてなしアイディア、リピート率を下げてしまう残念な接客についてお伝えします。
サロンのコンセプトやお客様をイメージしながら、おもてなしの参考にしてください。
コンセプトに悩んでいるなら「自宅サロンの成功はコンセプト次第!NGなもの、おすすめなものは?」もチェックしてみてくださいね!
おうちサロン|自宅サロンの成功はコンセプト次第!NGなもの、おすすめなものは?自宅サロンで大切にしたい「おもてなし」のコツ
自宅サロンの安定した運営に、おもてなしの心は欠かせません。
おうちサロンは個人で運営するからこそ、一人のお客様とじっくり向き合うことができます。
大手サロンにはない、きめ細やかな温かみのある接客を意識することが大切です。
お客様の満足度を上げることが、リピート率を上げ、安定した運営につながっていきます。
ここでは、お客様が気持ちよく感じるおもてなしのコツをお伝えします。
– 大切にしたい「おもてなし」のコツ –
- お客様が自然体でいられる
- お客様のその日の状態を大切にする
- お客様の気持ちを察知して提案する
お客様が自然体でいられる
心を込めた接客を意識しすぎて、過剰なサービスをするのは厳禁です。
必要以上に気を遣われたり、不自然な対応をされたりするとお客様は気分を害されます。
それよりも、お客様がリラックスした状態で、いつでも気になることや要望を口にできる雰囲気づくりを意識しましょう。
お客様のその日の状態を大切にする
何度もリピートしてくださるお客様に対して行いがちなのが、接客のパターン化です。
「いつもおしゃべりが大好きだから」という前提で、ご来店と同時におしゃべりを開始してしまうのは危険です。
お客様がいつも同じテンションとは限りません。必ず、その日のお客様を観察してから接客をはじめましょう。
お客様の気持ちを察知して提案する
サロンで過ごすお客様の様子を観察し、何を望んでいるかを察知するように意識します。
たとえば、お客様が腕をさすっていたら、肌寒く感じているかもしれません。
お客様が寒さを伝えてくる前に「エアコンの温度をあげましょうか」「ブランケットをお使いになりますか」といった提案をします。
その際、お客様が断ることもできるように強く進め過ぎないことがポイントです。
おうちサロンでは、おもてなしを意識することが大切です。
小さなサロンだからできる、丁寧な応対がお客様の満足度を高めます。
お客様は過剰なサービスよりも、さりげないサービスに好感を持ちます。
心を込めたおもてなしでリピート率を上げ、サロンの運営を安定させましょう。
おうちサロンで人気のおもてなし6選
お客様が「また来たい」と思える、おうちサロンのおもてなし方法はいくつもあります。
大切なのは、おもてなしの仕方をまねするのではなく、その姿勢を学ぶことです。
ここで紹介する方法は、一般的に好意を持たれやすい6つの方法です。
サロンのコンセプトやお客様のペルソナに合わせて、おもてなしの参考にしてください。
- お客様の名前を呼んで、ご挨拶をする
- ウエルカムカードを用意する
- アロマの香りを漂わせる
- 天気に合わせた工夫をする
- 飲み物は3〜5種類用意する
- お礼のメッセージを送る
お客様の名前を呼んで、ご挨拶をする
お出迎えの際、お客様の名前をつけて「○○様、お待ちしておりました」とあいさつをします。
「多くの顧客の中の1人ではなく、特別なお客様である」という印象を与えます。
はじめてのお客様の場合、名前を呼んでもらえることで緊張がほぐれることも少なくありません。
ウエルカムカードを用意する
カウンセリングテーブルや施術スペースにウエルカムカードを用意します。
ご来店のお礼だけでなく、本日のおすすめメニューや前回の施術のフィードバックを書くのもおすすめです。
また、施術内容とは関係なく、季節の花ことばやイベント関連のメッセージを書くと会話のきっかけにできます。
アロマの香りを漂わせる
サロンの雰囲気を演出できるのが香りです。
アロマディフューザーで部屋全体をほのかに香らせることでお客様は特別な空間にもてなされた気持ちになります。
ただし、匂いに敏感な人もいます。はじめてのお客様には事前に確認した方が、より丁寧な印象となります。
天気に合わせた工夫をする
雨の日にご来店された場合は、タオルやペーパータオルを用意しておきます。
夏の暑い時期は、冷たいおしぼりや保冷剤を用意しておくのもよいでしょう。
サロンに足を運ぶのが大変な気持ちに寄り添い、感謝を伝えることは立派なおもてなしです。
飲み物は3〜5種類用意する
サロン内でお客様に飲み物を用意する場合は、3〜5種類用意します。
お客様は自分で選ぶことにワクワクします。
気分に合わせたハーブティーやこだわりのコーヒーなどを用意し、非日常を味わえる演出をしましょう。
お礼のメッセージを送る
お見送りとは別に、お礼のメッセージをお客様に送ります。
施術中の話題や、お客様をすてきだと感じた点、アフターケアのご案内などあらためてお伝えしたいことを書きましょう。
同時に、「接客やメニューの仕上がり具合について気になる点があればお申しつけください」と加えます。
お客様の疑問や不満は小さいうちに解消することがサロンの信頼につながるからです。
おうちサロンで人気のおもてなしは、お客様の気持ちをほぐし、サロンでの時間を特別なものにするためのものばかりです。
他にも、会話の量や声の大きさ、BGMのセレクトなどがあります。
おもてなしの基本は、お客様によろこんでもらうことです。
お客様目線でサロンのおもてなしをすることを忘れないようにしましょう。
おうちサロンのリピーターが増えない、NGなおもてなし4例
おもてなしを怠ると、お客様は二度と来店してくれなくなる可能性が高くなります。
お客様にとって、「もてなされていない」ということは、「大切にされていない」「サロンに必要とされていない」という気持ちに直結するからです。
そこで、お客様が不快に感じる接客を4つ紹介します。おうちサロンでNGなおもてなしをしないように気をつけましょう。
– NGなおもてなし4例 –
- お出迎えのタイミングが遅い
- サービス開始時間が遅れた
- 「お待たせしました」「ありがとうございます」のあいさつがない
- 名前をいつまでも覚えてくれない
お出迎えのタイミングが遅い
おうちサロンの場合、お客様がインターホンを鳴らしていいか戸惑う場合もあります。
いきなりドアを開けることもできず、ノックをしたけれど聞こえなかったというケースもあります。
できるだけ、ご来店のタイミングに合わせて入り口の近くに待機しましょう。
サービス開始時間が遅れた
1人で営業していると、さまざまなアクシデントが発生します。
前のお客様の時間が伸びてしまったり、お問い合わせの電話がかかってきてしまったりして、お客様をお待たせしてしまうことがあるかもしれません。
しかし、それらはサロンの都合にすぎません。
お客様のご予約時間は必ず最優先し、できるだけ遅れが生じないように予定を組みましょう。
「お待たせしました」「ありがとうございます」のあいさつがない
お客様との距離が近いのがおうちサロンの特徴です。
何度かリピートするうちに、友だちのような感覚になることもあります。
しかし、どんなに親しくなっても、サロンにお越しいただいているお客様に変わりはありません。
丁寧なあいさつだけでなく、節度のある対応を心がけましょう。
名前をいつまでも覚えてくれない
意外と多いのが、お客様の名前を忘れてしまったり、間違えてしまったりすることです。
どうしても覚えるのが苦手な場合は、メモを見えないところに貼っておきましょう。
また、お客様のプロフィールや会話の内容を記録しておくこともおすすめです。
お客様が不快に思う接客は、どれも難しいことではありません。
緊張感をもって誠実に対応すれば未然に防げることばかりです。
お客様をお迎えする姿勢は、忘れることなく日々確認する必要があります。
お客様の気分を害してしまった場合も、おもてなしの心を大切にしていれば、早めに対処できます。
残念な接客でリピート率を下げることは避けましょう。
まとめ
おうちサロンの運営を安定させるために、おもてなしは重要な役割を果たします。
お客様は、心を込めた接客に好感をもちます。
「また来店してもらいたい」という気持ちを強く持ちすぎると、過剰なサービスになりがちです。
「来店してくださったことに感謝して、お客様を大切にしたい」という気持ちで接客することが最も重要です。
お客様との関わりが深くなると、対応に慣れが生じやすくなります。
サロンにお越しくださっている「お客様」であることを忘れずに、接客しましょう。
お客様を大切にする姿勢が、信頼につながります。1つ1つの信頼を重ねて、サロンを運営し、お客様に長く愛されるサロンに成長させていきましょう。
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