おうちサロンは手軽に始められることが魅力の一つです。
しかし、「自宅でやりたいけど、部屋が狭いしな…」と思っていませんか?
そのようなお悩みの方に、おうちサロンは狭くてもできるのか?
また狭くてもおしゃれに見せる方法はあるの?などの疑問に答えていきたいと思います。
おうちサロンは狭い部屋でも開業できる
結論からいうと、おうちサロンは狭くても問題なく開業できます。
自宅でおうちサロンを開いている人の多くは6畳ほどと言われています。
中には4.5畳の部屋でおうちサロンを開いている方もいらっしゃいます。
部屋自体は広いに越したことはないですが、狭いからといっておうちサロンを開業しない理由にはなりません。
狭くてもおしゃれに見せる方法もあるので、色々と試してみてください。
まつエクサロンの場合は注意
おうちサロンでまつエクサロンを開業しようとしている方は注意が必要です。
まつエクサロンをやろうとしている人は開業前に美容所登録をしなくてはならず、その登録前に保健所に部屋をチェックされます。
そのチェック項目の一つに部屋の広さがあります。
部屋の広さは美容師法施行条例にて以下のように定められています。
第三条 法第十三条第四号の衛生上必要な措置は、次のとおりとする。
一 美容の業務を行う一作業室の床面積は、十三平方メートル以上であること。
二 一作業室に置くことができる美容いすの数は、一作業室の床面積が十三平方メートルの場合は六台までとし、六台を超えて置く場合の床面積は、十三平方メートルに美容いす一台を増すごとに三平方メートルを加えた面積以上とすること。
参考:美容師法施行条例
施術を行う部屋の広さとして、少なくとも13㎡は必要になります。13㎡=8.39畳です。
そのため、まつエクのおうちサロンを開業しようとしている人は9畳以上の部屋でないと開業できません。
また施術する部屋とは別に待合の場所も作るとなると、更に広さが必要になります。
条例に広さの規程はありませんが、それを加味した広さを確保する必要があります。
狭い部屋をおしゃれに見せる方法
おうちサロンは狭い部屋でもできますが、おしゃれに見せるポイントは下記です。
- 統一感をもたせる
- 壁紙は白など明るい色を使う
統一感をもたせる
統一感を持たせることは簡単におうちサロンをおしゃれに見せる方法です。
統一感を持たせるために、まず決めておかないといけないことは、おうちサロンのターゲットとコンセプトです。
おしゃれに見せるのは自己満足だけでなく、お客さんにリラックスしてもらうという側面もあります。
そのため、しっかりとおうちサロンのターゲットを決めておかなければなりません。
またコンセプトと内装がずれてしまっても、ただおしゃれなだけになってしまいます。
例えば、自然派を売りにしているのに、内装は高級感があるようなおしゃれな部屋だと提供するサービスの説得力も落ちてしまいます。
コンセプトに合わせて統一感を持つことも非常に大切です。
部屋に使用するカラーを考える
統一感というお話をしましたが、全てを揃えれば良いかというとそうではありません。
アクセントになるものや差し色などがあるだけで、よりおしゃれ感が増します。
カラーを決めるために、まずは以下の物を決めていきます。
- ベースカラー
- メインカラー
- アクセントカラー
ベースカラー
ベースカラーは名前の通り、部屋の一番軸となる色です。
ベースカラーが全体の70%ほどを占めるのがおしゃれに見せるポイントになります。
白やベージュ、ブラウンなどの良い意味で当たり障りのない色が使われることが多いです。
特に白はどのカラーにも合うので、非常に使いやすい色になります。
逆に暗い色をベースカラーに使ってしまうと、ただでさえ狭い部屋が余計に狭く見えてしまうので注意が必要です。
このベースカラーが部屋の印象を大きく作ることになります。
またベースカラーは部屋の大部分を占めるので、後から変更するのは大変です。
そのため、最初のうちにしっかりと決めておきましょう。
メインカラー
メインカラーはイスやテーブル、家具などの大きなサイズの家具の色に使われることが多いです。
メインカラーは大体25%ほどを占めるとおしゃれな部屋になります。
このメインカラーは基本的には1色が好ましいです。
複数の色を使用しても良いですが、難易度があがってしまいます。
簡単におしゃれな部屋を目指すのであれば、1色を決めて計画的に家具などを揃えていきましょう。
アクセントカラー
アクセントカラーはクッションであったり、ライトなど比較的小さいインテリアで使用されることが多いです。
アクセントカラーは全体の5%ほどを占めるとおしゃれな部屋になります。
ベースカラーやアクセントカラーと異なるカラーを使用することで、部屋にメリハリがついて、おしゃれに見えます。
また季節感によってアクセントカラーを変えたりもしやすいので、部屋のインテリアに飽きてきたらアクセントカラーを変えて気分を変えてみましょう。
生活感を出さないようにするポイント
せっかくおしゃれな部屋になったのに、生活感が見えてしまうと非常にもったいないです。
生活感を出さないためのポイントは下記の5点です。
– 生活感を出さないようにするポイント –
- 生活用品はできる限り隠す
- 照明などで非日常感を出す
- アロマなどを焚く
- スピーカーで音楽を流す
- コード類は隠す
それぞれ説明していきます。
生活用品はできる限り隠す
生活用品が見えてしまうと、生活感が出てしまいます。
その中でも特に注意したいのが洗濯物です。
ベランダやバルコニーに干すのは良いですが、洗濯物が見えないように遮光カーテンなどを使って隠しておきましょう。
また施術する部屋だけでなく、玄関や施術部屋までの廊下なども意識して、生活用品を隠せると良いでしょう。
照明などで非日常感を出す
照明は生活感を出さないために効果的です。
照明器具もそうですが、ライトの色味も意識してみましょう。
白っぽい昼白色や昼光色のライトは生活感が出やすくなります。
そのため電球色などのオレンジっぽい色味のライトを使用することで、おしゃれでかつ生活感が出ないようになります。
またスポットライトなどを使用することで、非日常感を演出できので、おすすめです。
アロマなどを焚く
見た目がおしゃれな部屋でも匂いで生活感が出てしまうこともあります。
普段その場所に常駐しているとなかなか気づかないのですが、外から入ってきた人は、部屋の匂いには敏感です。
そのため、アロマディフューザーを使用したり、アロマキャンドルを使用することで、生活感を隠すと良いでしょう。
スピーカーで音楽を流す
おうちサロンにいると、家の音が響くことがあります。
例えば洗濯機の音などです。
この生活で出る音を隠すために、音楽を流すことも効果的です。
また音楽を流すときにはスピーカーを使用するとさらに生活感が出なくなります。
スマートフォンやタブレットで音楽を流すと、どうしても安っぽくなってしまうので、せっかくおしゃれな部屋で音楽を流すのであればスピーカーも一緒に購入しましょう。
コード類は隠す
生活感をなくすポイントで意外と盲点なのが、コード類を隠すことです。
コード類を隠すだけで、生活感が一気になくなります。
もしコード類を隠すのが難しいという場合は、せめてまとめておきましょう。
広くはないけどおしゃれなおうちサロンを紹介
上述したような点を参考にしてもらうと、狭くてもおしゃれなおうちサロンは作れます。
実際に広くはないけど、おしゃれなおうちサロンをいくつか紹介します。
画像出典元:Roomclip
この部屋は4.5畳しかありません。
ベースカラーとなる壁紙の薄いグリーンやライトブラウンの家具など、統一感がありオシャレに見えます。
ライトもペンダントライトを使用し、色味も電球色なので、非常に落ち着いた空間でリラックスできる空間になっています。
画像出典元:Roomclip
この部屋はスタープロジェクターを使用し、天井が青く照らされています。
お客様が仰向けになっている際はとても幻想的な雰囲気になるでしょう。
狭い部屋でもおしゃれで生活感がないのが、とても魅力的です。
画像出典元:Roomclip
この部屋は紫色の壁紙が特徴的なおうちサロンです。
紫色の心理的効果に、「緊張や不安を癒し穏やかな気分を与える」というのもあるので、リラックスしてもらうには良いでしょう。
木目調の家具も部屋の雰囲気にあっているのも好印象です。
まとめ
狭い部屋でもインテリアや内装によって簡単におしゃれに見せられます。
一気にやるのは難しくても1つ1つをやっていくことで、おしゃれなおうちサロンになっていくでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。