おうちサロン|自宅サロンの運営で経費にできる6つの出費!便利なツールも紹介

おうちサロンを運営していく上で

「経費って何?」

「どんな出費が経費に該当するの?」

といった疑問をよく見かけます。

そこで本記事では、経費を意識しないとどうなるかや具体的な経費の種類、おすすめの管理方法をご紹介します。

確定申告で必須となる『経費』とは

確定申告とは、毎年1月1日〜12月31日までの個人事業主がいくら売り上げを上げたのかを税務署に申告して相応の税金を納めるという制度です。

個人事業主には毎年しっかりと確定申告を行うことが義務付けられています。

確定申告ではその年の売り上げと併せて「経費」も記載できるのですが、おうちサロンを運営する上で経費の管理はとても大切です。

経費には一般的に、スッタフを雇う人件費や、設備導入費、物件の家賃などが含まれます。

経費を知ることは節税につながる

なぜ経費の管理が必要かというと、確定申告で経費を申告すると節税につながるからです。

確定申告によって売り上げに応じた税金が徴収されるのですが、正確には売り上げから実際にかかった経費を引いた「利益」に対して税金が課されます。

つまり、経費を軽視して申告を全くしないとなると売上額がほぼそのまま課税対象になってしまい、本来より多額の税金を徴収されることになってしまうのです。

経費をしっかりと申告すれば課税対象の所得を減らすことができるため、節税につながります。

おうちサロンの運営において税金は実際の収入にとても大きな影響を与える要素です。

どういったお金を経費として計上できるのかをしっかりと理解し、常に意識するようにしましょう。

青色確定申告とは

節税する上でもう一つ抑えておかないといけないポイントとして「青色確定申告」というものがあります。

青色確定申告とは、確定申告をする際の申告制度の一つです。

この制度を活用すると「青色確定申告特別控除」が受けられます。

これは、確定申告の際に収入から最大で65万円の金額を控除できるもので、所得税を下げられる制度です。

青色確定申告は誰でも申告できるのではなく、開業届の提出が必要となっています。

おうちサロンの開業者の多くは開業届を提出しているはずですので、青色確定申告をすれば節税が可能です。

通常の確定申告の手続きに少し追加するだけで申請できるので、ぜひ活用しましょう。

開業届をまだ出していない方は、「おうちサロンに開業届は必要?提出方法やメリット・デメリット」を参考に提出を検討してみてくださいね。

おうちサロン|自宅サロンに開業届は必要?提出方法やメリット・デメリット

おうちサロンを開業したら経費にできるもの

おうちサロンを運営する上で経費として計上できる費用を詳しく紹介していきます。

- おうちサロンの集客方法 -
  1. SNS
  2. ブログ
  3. 公式LINE
  4. ポスティング
おうちサロン|自宅サロンに必要な開業資金はいくら?業種別・場所別に紹介!

チェックリスト

  • 人件費
  • 家賃
  • 光熱費
  • 通信費
  • 設備導入費
  • 消耗品費

人件費

スタッフを一人でも雇って給与を支払っている場合は、人件費として経費計上できます。

人件費は支出の中で比較的多い金額となることが多いです。

従業員を雇っている場合はバイトや正社員問わず、給料を経費として計上しましょう。

家賃

実は自宅の家賃も経費として計上できます。

一般企業の場合はオフィスの賃貸料を経費にできますが、おうちサロンの場合は家で仕事をしていることになるため、家賃を経費にできるのです。

しかし、ここで1点気をつけないといけない点があります。

それは家賃を全額そのまま費用には計上できないという点です。

一般企業であればオフィスは仕事をするための場所であるため、全額を経費として計上できます。

しかし、おうちサロンは自宅の一部を仕事場にしている、という扱いになるため家賃を全額経費計上ができないのです。

実際には、家の中のどれぐらいの割合を仕事として用いているのかによって経費計上できる割合は変わります。

一般的には25%〜30%程度が経費計上されることが多いです。

ついつい多く申告したくなりますが、必要以上に経費として計上してしまうと後から追加で税金を徴税されることもあるため注意が必要です。

光熱費

サロンの電気代やガス・水道に関する料金も経費として計上できます。

こちらも家賃と同じ考えで実際に仕事をする上でかかった割合に応じて経費計上できます。

普段生活している際にも発生する費用であるため、仕事でどれぐらい利用しているのか割合を算出して計上します

家賃と同じ割合で計算するといいでしょう。

通信費

電話やインターネット回線などの通信費も経費計上できます。

こちらも自宅で併用している場合は全額ではなく一部を計上することになります。

仕事で頻繁に電話を使う場合は多く計上できます。

設備導入費

おうちサロンを運営していく上でサロンの種類にもよりますが設備を導入するケースは多いと思います。

その際はその設備を導入するためにかかった費用が経費として計上できます

こちらは家賃や光熱費とは異なり、仕事をするために用意した設備であることが多いため、基本的に全額を経費として計上できます。

高価な機器を導入した際は経費計上できる金額も増えるため、忘れずにしっかりと申告するようにしましょう。

消耗品費

また、おうちサロンを運営する上で消耗品を利用することもあるかと思います。

施術に必要となってくるティッシュや使い捨てタオル、最近ですと除菌グッズも仕事で使う分を経費計上できます

生活する上で使用することも多いため、家賃などと同様に全額を計上することはできないので気をつけましょう。

広告宣伝費

また、集客の際に作成したチラシや各種集客ツールにかかった費用も、広告宣伝費として経費計上できます

とくにチラシなどの販促品は費用が大きくなることも多いため、しっかりと経費として計上するようにしましょう。

ホームページの作成費用や、ドメイン代、サーバー代などの費用もここに含めることが多いです。

お茶やお菓子の購入費

おうちサロンでは、お客様の来客時にお茶やコーヒー、お菓子などを用意することがあります。

この費用も、事業に関わる費用であるため経費として計上できます。

勘定科目としては、接待交際費や販売促進費などに該当します。

一つひとつは小さな費用かもしれませんが年間で計算すると予想以上に金額になっていることも少なくありません。

見落としがちな経費の一つですのでしっかりと覚えておき、会計の際に領収書をもらうようにしましょう。

経費として計上できますし、普段自宅では食べないような上質なお菓子を使うと、非日常感を出せて良いですね。

経費とプライベート費用が混同しないように管理する方法

おうちサロンの形態上、日常生活で購入する費用と経費として仕事で使う費用が混同されやすいです。

どうすれば混同せずに管理できるかその方法を紹介します。

クレジットカードを分ける

仕事で使う出費と日用品を購入する際に使用するクレジットカードを分けるという方法は、多くの個人事業主の方が行っている方法です。

同一のクレジットカードで購入してしまうと、後から用途に応じて経費と普通の出費に振り分ける必要が出てきます。

クレジットカードが別れていれば、決済したカードによって一括で管理することが可能です。

日常的にクレジットカードを使っていない場合は、これを機に仕事用のものを用意してみるのもいいですね。

確定申告サービスを利用する

自分で帳簿をつけて管理する方も多いですが、人力では計算ミスをしてしまったり入力の抜け漏れが発生してしまいます。

「確定申告サービス」を使えば、使用した金額を入力していくだけで自動で経費として登録してくれる機能などがあります。

また、クレジットカードと連携していることもあるため、入力が一切不要な場合もあります。

おすすめの確定申告サービスを次の項で紹介します。

経費を計算するのに便利な確定申告ソフト

おうちサロンを運営する上で経費の管理をするのに便利な確定申告ソフトをご紹介します。

クラウド会計ソフトfreee

freeeでは、経費を管理する上でとても便利な機能があります。

それはレシートをスキャンするだけで経費を登録できる機能です。

レシートを全て保存し人力で入力する作業はとても大変ですが、freeeではスマホでレシートの写真を撮るだけで入力を行ってくれます

また、確定申告に必要な機能も付随しているため、入力した情報をそのまま確定申告に利用でき大変便利です。

▶︎ クラウド会計ソフトfreee

マネーフォワードクラウド経費

マネーフォワードの経費管理サービスはクレジットカードはもちろんですが、各種電子決済など多くの決済手段と連携することができます。
最近ではPayPayやLINE Payなどの電子マネー決済を行うことも増えていますが、その際もアプリと連携することで自動で経費として計上してくれます。
また、確定申告機能も搭載されているため、スムーズに確定申告が行うことができます。

▶︎ マネーフォワードクラウド経費

まとめ

おうちサロンを運営していく上でとても重要な経費ですが、しっかり管理しないと税金が必要以上に発生してしまい、収入が減ってしまいます。

管理に自信のない方は便利な確定申告ソフトを利用して、抜け漏れなく経費を管理しましょう。

 

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