おうちサロン|自宅サロンの開業資金に使える助成金&補助金まとめ

おうちサロンは自宅で開業できることが多く初期費用を安く抑えることができるため、気軽に始められるサロンとして最近注目を集めています。

とは言っても初期費用は馬鹿にならないですよね。

そんな初期費用を少しでも抑えるために助成金と補助金を有効活用しましょう。

この記事では、おうちサロンの開業に役立つおすすめの助成金・補助金をご紹介します。

おうちサロンの開業に役立つ「助成金」と「補助金」それぞれの特徴

おうちサロンの開業資金を集める方法として一般的には助成金と補助金の2種類の支援があります。

それぞれの違いについて解説していきます。

どちらも返済の必要はない

助成金も補助金も開業の際に金銭的な支援を受けられるものですが、どちらも返済の必要はありません

厚生労働省と経済産業省によって財源がしっかりと確保されており、開業の際のリスクを軽減するために必要不可欠な資金援助になるため、自分が活用できそうな制度は積極的に活用するようにしてください。

補助金は審査があり申請のタイミングが限られている

助成金は年間を通して申請が可能であり、書類をしっかりと用意さえすれば不備がない限り基本的に支給される可能性が高く、審査で落とされることが少ないです。

一方で、補助金は公募期間が短く年に数回のみと言う場合が多いことに加え、審査がありその通過率も半分以下であることが多いため、助成金と違って支給される難易度が比較的高いです。

助成金だけでなく補助金も活用したいと考えている場合は、より一層の準備が必要になるので注意しましょう。

助成金も補助金も課税対象になりうる

助成金も補助金もお金が支給されるため、おうちサロンの開業を手助けする制度として非常にありがたいものです。

しかし、中には課税対象になるものもあるため要注意です。

どちらも誰でも簡単に支給されるものではないため、給付金をもらいすぎるといったことは少ないですが、課税対象となる給付金が支給された場合、翌年以降の支出に影響が出てきます。

最初の開業を補助する資金としては非常に魅力的ですが、しっかりと計画を立てた上で支給を受けないと、翌年以降に思いもよらない額の請求が降りかかってくることもあり得ます。

売り上げが思うように立たず、税金の支払いに必死になってしまっては本末転倒ですので、助成金も補助金も事前に入念な計画を立てた上で検討するようにしてください。

おうちサロンの開業におすすめの助成金5つ

助成金は非常に種類が多いのですが、その中でもおすすめの助成金を5つご紹介します。ご自分のケースに当てはまりそうな場合は積極的に申請を検討しましょう。

- おすすめの助成金 -
  1. 雇用調整助成金
  2. 中途採用等支援助成金
  3. 人材開発支援助成金
  4. 地域雇用開発助成金
  5. 両立支援等助成金

雇用調整助成金

こちらは経営状況の悪化などが原因で従業員の雇用を縮小せざるを得なくなってしまった場合に休業や教育訓練、または出稿などの手段を用いて雇用の維持を図る際に利用できる助成金です。

休業手当や賃金の一部が助成される制度となっているため、最初から従業員を確保した状態で開業を検討している方はぜひ頭の中に入れておくようにしてください。

開業初期から利用できるものではないため、その点だけ注意をしておきましょう。

参照:雇用調整助成金

中途採用等支援助成金

こちらは起業時点での年齢が40歳以上の中高齢者の方を支援するための制度です。

新たに従業員を雇い入れたい場合に募集・採用・教育訓練などの実施にあたってかかった費用の一部が助成されます。

開業初期に発生する費用を軽減してくれる制度なのでおすすめです。

参照:中途採用等支援助成金(中途採用拡大コース)

人材開発支援助成金

人材開発支援助成金には特定訓練コースや一般訓練コース、教育訓練休暇付与コースなど7つのコースに分かれていますが、いずれも雇用する労働者のキャリア形成の促進を目的とした制度です。

おうちサロンで開業する職種はいずれも技術を活用してお客様に喜んでもらうための仕事が多いので、働く従業員の能力アップは欠かせません。

そういった際に技能や知能を習得するためにかかる費用を助成してくれるものになるので、おうちサロンの開業で雇用を考えている場合にはぜひ使いたい助成金です。

参照:人材開発支援助成金(特定訓練コース、一般訓練コース、教育訓練休暇付与コース、特別育成訓練コース)

地域雇用開発助成金

政府が指定する特定地域での雇用拡大のために用意された助成金であり、一定額の給付を3年間支給を受けることができます

対象の地域に限定はあるものの、一回限りの給付ではなく3年間給付を受けられるということはおうちサロンを開業し安定して経営を続けていくためにも欠かすことのできない助成金と言えます。

対象となる地域は厚生労働省のホームページから確認できますので以下のページを参照してみてください。

参照:地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)

両立支援等助成金

両立支援等助成金とは、育児や介護などと仕事を両立させるために用意されている助成金です。

事業主自らが育児や介護を行わなければいけない時やスタッフが育児休暇などを取得しないといけない際に活用できる制度となっています。

おうちサロンの開業を検討している方でお子さんがいる方やご両親の介護がある場合は、積極的に活用を検討してほしい制度です。

ただし、この助成金を支給するためには具体的な計画が必要になります。

どういった施策をどれぐらいの期間を用いて実行しようとしているのかなどをしっかりと定めるようにしてください。

参照:両立支援等助成金

おうちサロンの開業におすすめの補助金2つ

次におうちサロンを運営していく上でおすすめのな2つの補助金をご紹介します!助成金と比較すると支給されるまでのハードルが高いものが多く、開業後の支援となるケースが多いですが活用できそうな制度は積極的に活用しましょう。

- おすすめの補助金 -
  1. 小規模事業者持続化補助金
  2. 事業再構築補助金

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者が今後直面するであろう制度の改革(働き方改革や雇用の拡大など)などに対応するために設けられている制度です。

従業員数が5人以下といった制限があるため、開業初期の段階で利用できる補助金となっています。

申請期間は限られているので以下のページで最新の情報を確認するようにしましょう。

参照:小規模事業者持続化補助金

事業再構築補助金

こちらは事業を再構築し成長させるために挑戦する事業者を補助するための制度となっています。

以下の3点を満たすことが条件として掲げられています。

  • 売り上げが前年比で減少していること
  • 事業の再構築に取り組むこと
  • 専門家と定めた達成見込みの高い事業計画書
事業を再構築するための制度である以上、開業して1年以上が経過していないと申請することのできない補助金ですが、条件に当てはまっている場合は積極的に活用していくようにしましょう。

参照:事業再構築補助金

「助成金」と「補助金」以外に開業資金を集める方法

ここまででおうちサロンを開業する際に活用できる助成金と補助金について解説してきました。

しかし、それ以外の方法でも開業のための資金を集める方法が存在していますのでもし活用できそうれあればこちらも検討してみましょう。

クラウドファンディングの活用

クラウドファウンディングとは政府などによる支援とは全く異なる支援の方法です。

企業や事業者がインターネットを通して自分の活動や夢について発信することで、その思いや理念に共感した支援者から支援金を募ることができるサービスとして近年急速に利用が増えていっています。

とくに、コロナウイルスによるダメージを受けた個人事業主の方が活用するケースが多く、自らのサービスの利用券や割引券であったり名産品をリターンとして用意し、数10万円〜100万円以上の資金を集めるケースも多く見受けられています。

支援を受けるための明確な条件が無いため誰でも支援を募ること自体は可能ですが、魅力的に映らなければ支援は受けられないでしょう。

自分のサービスに対する熱い思いや、これからもサービズの提供となんとしてでも続けたいという強い気持ちを持っている方はぜひ活用してみてください。

日本政策金融公庫から融資を受ける

助成金や補助金と異なり融資になるため返済が義務付けられていますが、銀行などで支援を受けられない方に対しても融資が受けられるケースも多く利用者は増えています。

返済期間は10年以内で設定されることが多く、利率は概ね2.16%〜2.55%となっています。

融資を受けるまでには相談から始まり、申し込み、面談、審査といった段階を踏まないといけないため少々ハードルは高いです。

しかし、少しでも多くの開業資金を集めたいという方は、助成金以外にも融資を受けることを検討してみましょう。

返済の義務があることは必ずしもデメリットとは言えず、しっかりと返済しないといけないという思いにも変えることができるため今まで以上に頑張れることにもつながります。

まとめ

おうちサロンを開業するにあたって開業資金を自己資金だけで集めることは容易ではありません。

しかし、本記事で紹介したような助成金や補助金を活用することで自己資金の負担が少なく開業できることも多いでしょう。

自宅でサロンを開くことを悩んでいる方もいるかもしれませんが、知識として支援金を知っているだけでも気持ちが変わると思います。

ぜひ今回紹介した制度を頭の片隅に入れておいてくださいね。

 

▶️ 自宅サロンのトータルプロデュースについて相談できる会社はこちら

 

⇨公式HPはこちら